昨年、見るタイミングを逸した
ヒメボタルを見に・・・
伊吹山夜間登山に初チャレンジしました・・・
ヒメボタルとは・・・一般的なホタルとは異なり、体長が平均オスが7mm、
メスが5mmと
オスが大きい。
発光器はオスが2個、メスが1個で普通は水辺が生息地ですが、
本種は陸生のホタルです・・・
伊吹山には300日もガスが出ると言われ、エサである「マイマイ」(カタツムリ)を
多く発生させる好気象条件が重なり・・・
近年イブキヒメボタルを観賞するツアーもあります・・・
さてさて・・・
国道8号線は途中、花火大会があり迫力ある花火をみて通る車で大渋滞・・・
予定が随分遅れてしまいました・・・
実はこの日、”蛍火をみる・・・”のツアーが開催されていて100名余の人達が
すでにスタート・・・
私達が登山口をスタートしたのは22:00
・・・
1377mの頂上までは標高差1140mほどあります・・・
いったいどれくらいで頂上につくのかなぁ・・・?
一合目までは林の中を歩くので湿度が高く、風は通らず・・・
すぐに汗が・・・
足元は先日来の雨の為か随分荒れています・・・危な~い
ヘッドランプだけが頼りの闇の世界です・・・
二合目~はわずかな月明かりで視界がひらけ・・・目の前にはカシオペア座・
北斗七星などが大きく立ちはだかるように迎えてくれます・・・
どの星も手に取るように大きくてキラキラ輝いています・・・
天の川もきれいに見えます・・・
そのうちに心地いい風も吹き始め・・・なんだかこんな夜中に歩いているのが
とても不思議な感じです・・・
三合目あたりで少し長めの休憩を取り、一息つきます・・・
眼下に見える夜景の素晴らしいこと・・・
湖西の明かりまでも見ることが出来ます・・・
五合目(880m)でちょうど半分・・・
時計の針は真夜中、少し前をさしています・・・
気合を入れて再び、歩き始めます・・・
六合目あたりから・・・ガスが発生し始めて・・・星も明かりも消えて・・・
あたりは何も見えず・・・
でもまたガスが流れて・・・少し周りが見え始めます・・・
七合目を過ぎたころから・・・わずかにヒメボタルの光が草むらから見え隠れ・・・
わぁ~ きれいな光!!
発光が他のホタルとは少し違っていて
パッ パッ と言う感じです
残念ながら写真を撮ったんですが・・・うまく写ってはいません
八合目~九合目以上では足場が少し悪くなり、気をつけて登ります・・・
草原に出るとリズミカルに光るヒメボタルが何度も見られ・・・
やがて山小屋の灯りが見えてひと安心・・・
1:40頃やっと到~着ぅ
でもほっとしてはいられません・・・
泊まる小屋への予約が取れぬまま・・出発したのです・・・
(留守電には入れておいたのですが・・・)
ツアーの人達が分散してそれぞれの山小屋に泊まっています
どの山小屋もいっぱいのはず・・・
知合いの人から聞いてきた小屋はすでに真っ暗・・・
一緒に登った友人の知り合いの小屋は灯りがついていたので
頼んで泊めてもらうことに・・・
オーナーが休むスペースを少しあけてくださいました・・・
すご~く助かりました・・
その後、案内してもらってホタルを見に・・・
以前は晴天の日の夜中には乱舞していたそうですが・・・
気候のせいなのか・・・?
最近はそんな光景はは少なくなったとか・・・
それでもあっちこっちで
力強い光がその存在を主張しています
ヒメボタルはマイマイの殻の中で越冬すると聞いてびっくり!!
まだまだ知らないことばかりです・・・
朝、ツアーの人達は5:00に出発したので・・・
寝具のあとかたずけやテーブルのセッティングや
掃除などの手伝いを・・・
お堂の前はご来光の人達で・・・
ウミユリの化石
伊吹山の地層は2億5千年前、日本がまだ海底にあった頃に形成されていて
その後の地殻変動で日本が海上に姿を見せた時、伊吹山も誕生しました。
石灰岩質中にウミユリやフズリナなどの化石が見つかり、海底で出来たと
推定されています・・・
次回は今、山頂で咲いているお花を紹介します・・・