北国脇往還を歩く・・・②-1
北国脇往還は北国街道の木ノ本から、伊吹山麓をぬうようにして
関が原の中仙道とを結ぶ全長わずか40kmの短い街道で、
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康なども通ったという歴史ある道です
越前福井や加賀百万石の殿様も参勤交代でこの道を通り、
また人々が商いをしながら行きかうにぎわいのある
街道でもありました・・・
前回までの様子は
ここからどうぞ
今回のコース・・・春照宿~小田(やないだ)~井之口~
相樸庭(すまいにわ)~今庄~野村(間宿)
春照宿・本陣跡
立派な料理屋があったり、かつての宿場の面影が残る
街道筋ですが・・・新しく道が出来たり、往来していた橋が
なくなったりで行きつ戻りつをしながら鍵曲がりになった
街道を進みます・・・
八幡神社
5年ごとに行われる八幡神社の秋祭りは
奴振りが勇壮に神社までを
練り歩き、境内では数十人の太鼓打ちが
鉦(かね)やふくべ振りと
共に調子を揃えて踊り舞う珍しい祭りです・・・
白い伊吹山・姉川の河川敷には春の陽射しが・・・
でも・・・・
風は少し冷たい・・・です
さて これは・・・・・?
井之口分水
雪解け水が空の青と重なって素晴らしい
地元を経由した水を分水する農業水利施設で、円形の中央部より
水が噴き出す構造で上流の小田分水との水位差を
うまく利用したものです
なかなか見ることの出来ない珍しい円形は
「より公平な水の分配」
を考えた結果で、細部の仕上げもとても丁寧にされて
水の分配をかなり意識して作られたものだそうです
春は名のみの 風の寒さや~
・・・と歌いたくなるような情景が広がっています
この姉川には越前橋が架かっていたのですが・・・
長い時間の経過と共に朽ち、橋脚と橋げただけが当時の
面影を残しています・・・
ゆっくりと・・・ゆっくりと歩いて早春の風をいっぱいうけて・・・
足元にはふきのとうが・・・顔をだしています
ほんと
春はそこまでやってきています・・・
次回に続きま~す
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