北国脇往還を歩く・・・②-1

森の妖精

2011年03月08日 17:24

            北国脇往還は北国街道の木ノ本から、伊吹山麓をぬうようにして

              関が原の中仙道とを結ぶ全長わずか40kmの短い街道で、                        

            織田信長・豊臣秀吉・徳川家康なども通ったという歴史ある道です


              越前福井や加賀百万石の殿様も参勤交代でこの道を通り、

                 また人々が商いをしながら行きかうにぎわいのある

                         街道でもありました・・・



                   前回までの様子はここからどうぞ 



           今回のコース・・・春照宿~小田(やないだ)~井之口~

                相樸庭(すまいにわ)~今庄~野村(間宿)






                          春照宿・本陣跡


               立派な料理屋があったり、かつての宿場の面影が残る

               街道筋ですが・・・新しく道が出来たり、往来していた橋が

               なくなったりで行きつ戻りつをしながら鍵曲がりになった

               街道を進みます・・・





                           八幡神社


          5年ごとに行われる八幡神社の秋祭りは奴振りが勇壮に神社までを

          練り歩き、境内では数十人の太鼓打ちが鉦(かね)やふくべ振り

          共に調子を揃えて踊り舞う珍しい祭りです・・・






                白い伊吹山・姉川の河川敷には春の陽射しが・・・

                           でも・・・・

                      風は少し冷たい・・・です






                       さて これは・・・・・? 
     

                              

                            
                              


                           井之口分水





                 雪解け水が空の青と重なって素晴らしい 






         地元を経由した水を分水する農業水利施設で、円形の中央部より

             水が噴き出す構造で上流の小田分水との水位差を

                      うまく利用したものです

         なかなか見ることの出来ない珍しい円形は「より公平な水の分配」

             を考えた結果で、細部の仕上げもとても丁寧にされて

              水の分配をかなり意識して作られたものだそうです 






                春は名のみの 風の寒さや~    
 
                   ・・・と歌いたくなるような情景が広がっています 







                この姉川には越前橋が架かっていたのですが・・・

              長い時間の経過と共に朽ち、橋脚と橋げただけが当時の

                       面影を残しています・・・

                                 

              ゆっくりと・・・ゆっくりと歩いて早春の風をいっぱいうけて・・・

                   足元にはふきのとうが・・・顔をだしています 


                             ほんと 

                     春はそこまでやってきています・・・



                         次回に続きま~す              

                


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