四国八十八箇所・遍路道を歩く・・・9-⑪

森の妖精

2013年04月08日 10:11

                   大洲の中心部をあとに最終日を歩きます 


                         


                 大洲城の下を流れる肱川での鵜飼も有名です 


                               

                              
                               


                 交通量の多い市街地の国道をひた進みます・・・


                               


                               


                               


         
             



                           十五夜ケ橋


        この地を訪れた弘法大師が宿を求めてまわったがどこにも泊めてもらえず

               
        空腹のままこの橋の下で一晩野宿をしたのですが余りの寒さで十夜のように


               長く感じたと言うのが橋の名の由来になっています

                                





                       立派に祀られている大師像


            遍路の間では橋の上では杖を突かないという作法があります


        このそばには番外札所 第八番 永徳寺がありますのでお参りをしました


                              


                              


                             



              松山自動車道をみながら国道を外れて旧街道を歩きます 


                            
                     再び国道と合流し、更に進みます


                    お天気がいいのでのどがよく乾きます


                 時折、遍路休憩所がありますが先を急ぐことに


                               


                               

                               

        疲れがたまってきたのか?足が痛くなり始めたので低い峠越えを避けて


                      内子町・五十崎に入りました


             ここは凧で有名なようで五十崎凧博物館がありましたが・・・


                  
      直接内子の中心部に入る予定だったのが道を間違えて遠回りすることに・・・


                  やっとついた頃には日が傾きはじめて 



           小京都と呼ばれる内子町は木蝋と白壁の町で内子座も有名です







                            




                            内子座              


           この建物は木造劇場で木蝋や生糸などの生産で栄えていた時代


  芸術・芸能を愛して止まない人々の熱意によって建てられた木造二階建て、瓦葺入母屋造りの


       建物ですが老朽化により取り壊しになるところを町民の熱意が保存事業に連動し


                復元され、年間60日近くが劇場として稼動しています


  






                        八日市護国の町並み


            昭和57年国の重要伝統建造物群保存地区に指定され


              91棟が伝統的建造物として特定されています



                観光客の人影はなく写真を撮るにはいいのですが


                        見学時間も過ぎて・・・







                          本芳我家住宅

                         
              高品質の木蝋をブランド化して財をなした豪商のお屋敷で


                随所に漆喰を使った鏝絵(こてえ)・懸魚(げぎょ)や


             鬼瓦・海鼠壁(なまこかべ)
など上質な意匠がみられます


                        国の重要文化財に指定







                             上芳我邸
                        

                  本芳我家の筆頭分家で同じく木蝋で財をなし


           その居住施設・木蝋生産施設とで10棟が国の重要文化財に指定






                        鬼瓦と鳥衾(とりふすま) 
 


   



                        ほっとする光景です


               人々は町並みを守りながら生活をしておられます







                 いろいろしゃれたお店もあったのですが・・・


                       残念ながら帰途に・・・ 



                              



       日常では考えられない歩くことの継続はしんどくもあり、つらいことですが

   道先々で出会った人たちとの交流・困っているときに手をさしのべて下さった人達の

        暖かい支えがあって7日間 約220kmを歩踏することが出来ました

        一期一会の出会いとそのときどきの瞬間・どれもが貴重な時間でした

                 お世話になった皆様に感謝します

              そして八十八箇所遍路歩きの半分が過ぎ

                 あらためて後半へと心新たに・・・

                  次回は秋の予定をしています


          この間、何度も訪問いただきまして有難うございました 

                これからも宜しくお願いします 


                  




関連記事