日本茶のよさを再発見・・・②
2012年07月13日



4月当初日程表をもらったときに説明があって
最終日にはお茶をいろいろ飲んでみて
識別?してもらいます・・・と聞いてはいたのですが
それが 「闘茶会」 なるもの
そんなものがあるのを初めて知りました

「闘茶会」とは ・・・・種々の茶をたてて多数の人に供し
その産地や種類などを当てる競技で
足利義満の頃、盛んになり茶かぶき後
茶道に発展するようになったと言われています
今日では、茶の鑑定技術の習熟の目的で闘茶会が行われています

当てる競技です
湯飲みに抽出したお茶5煎を出し当てる競技で3回行なわれ
別記に記載された茶別シール(花・鳥・風・月・客)を貼付することにより
解答とし、後でシール変更をすることは出来ません


さかずきのような小さな器に出てくるのですが・・・
考えてみると5種を3回おこなわれるので15はいの
お茶を飲むことになります、しかも途中で席をたつと
失格になります、初めてでもあり緊張尽くめです

日頃はそのお茶にあった適温で抽出しますが・・・

それだとわかりやすいので全部90℃で抽出されたものが出てきます
お茶の色でまず煎茶・玉露・番茶とほうじ茶・紅茶でわけられますが・・・
問題は煎茶・玉露・番茶はほとんど識別が不です
しかも最初にまちがえると自動的に2つは間違うことになります
全部正解すると5点・3つ正解で3点と順に・・・4点はありません
そして3回の合計点で結果が出ます

ドキドキ

えっ!!これはなに??

緊張しているのでなんだかよくわかりません・・・

解答を「花」・煎茶にしましたが・・・結果は不正解→自動的に-2点 最悪

1回目 3点 2回目 5点(偶然です) 3回目 5点(少しわかったような??)
合計13点 びっくりです (神が舞い降りてくれたような??出来すぎです)
満点の15点はいなくて13点が4名・・・(茶道の先生はすごいです)
賞品があり 「べにふうき茶」 をいただきました


この「べにふうき」はお茶の品種名で本来は紅茶用に開発されたものですが
含まれる成分の「メチル化カテキン」が他の品種よりも
抜群に多く含まれていることがわかりましたが
紅茶にしてしまうと発酵段階で酸化しカテキンは消失してしまうため
カテキンをそのまま有効に抽出できるようお茶として開発されたのです
「メチル化カテキン」とは・・・カテキンは緑茶に含まれる渋み成分で
タンニンの1種のポリフェノール化合物です
抗アレルギー成分(ヒスタミン遊離抑制作用成分)のメチル化カテキン
(エピガロカテキン-3-0-)がアレルギー疾患(花粉症やアトピー)を
緩和することがわかってきたのです
本来の目的から更に研究され、効能がひろがるのはうれしいですね
これからは今までとは違う思いで日本茶の更なるよさを実感でき
より深く味わい、 お茶を楽しむことが出来そうです

楽しかった私の「近江茶」体験でした

Posted by
森の妖精
at
09:30
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☆・・・いいとこ再発見・・・